令和7年10月から新たな障害福祉サービスとしてスタートした「就労選択支援」。サービスを提供するにあたり配置が必須となる「就労選択支援員」の令和8年度養成研修(厚生労働省主催)の実施案内が届きました。
本記事では、就労選択支援員の資格(研修修了)を取得するメリットをはじめ、受講要件や研修内容、注意すべきスケジュールについてわかりやすく整理しました。
1. 就労選択支援員養成研修の目的と受講料
就労を希望する障害のある方が、自身の特性を踏まえて適切な働き方を検討・選択できるように、専門的な知見を持った支援員を養成することを目的としています。なお、厚生労働省主催のため受講料は無料です。
2. 就労選択支援員を取得する3つのメリット
この研修を修了し、就労選択支援員の要件を満たすことで、事業所にとっても個人にとっても以下のような大きなメリットがあります。
- 新サービス「就労選択支援」の配置要件をクリアできる
令和7年10月に新設された「就労選択支援」のサービスを提供するには、この研修を修了した員の配置が必須要件です。取得することで、事業所として新たなサービス展開が可能になり、選ばれる施設としての強みになります。 - 専門的な就労アセスメント能力が身につく
障害のある方が適切な就労先や働き方を選べるよう、障害特性を踏まえたニーズアセンサーの手法や、アセスメントシートの具体的活用、関係機関との連携などを体系的に学べます。支援員としての専門的知見を確実に高められます。 - 今なら受講料無料でステップアップができる
国の公式な研修を無料で受講できるチャンスです。さらに、令和9年度末までは「基礎的研修と同等以上の研修修了者」も受講可能とする緩和措置が設けられているため、対象となる方は今のうちに取得しておくのがおすすめです。
3. 受講対象者(受講要件)
研修を受講するには、以下のいずれかの要件を満たしている必要があります。
- 基礎的研修を修了していること(※就業支援基礎研修、サービス管理責任者研修専門コース別研修(就労支援コース)など)
- 「障害者の就労支援分野の勤務実績」が通算5年以上あること
※令和9年度末までは、上記の通り対象広範囲の特例措置があります。
4. 研修カリキュラムと修了のハードル
研修は「オンデマンド講義(6時間)」と「対面演習(5時間)」の両方を受講する必要があります。対面会場は東京または大阪のいずれかを選択します。
- オンデマンド講義:すべての「確認テスト」で満点をとることが修了要件となっています。
- 対面演習:遅刻、早退、途中離席は一切認められません。満たさない場合は未修了となり、最初から再申込となります。
- 修了証:対面演習後2週間以内にアンケートに回答することで、ダウンロード可能になります。
5. 研修スケジュール(東京・大阪)
各回ともに定員100名(予定)となっています。申込期間が短いため、狙い目の日程を確認しておきましょう。
【東京会場】(全水道会館 / 戸山サンライズ)
| 実施回 | 申込期間(※10:00〜17:00) | 動画視聴期間 | 対面演習日 |
|---|---|---|---|
| 第1・2回 | 令和8年5月18日〜6月1日 | 6月8日〜6月26日 | 7月2日(木)・3日(金) |
| 第3・4回 | 令和8年7月6日〜7月20日 | 7月27日〜8月21日 | 8月28日(金)・29(土) |
| 第5・6回 | 令和8年8月17日〜8月31日 | 9月9日〜10月2日 | 10月9日(金)・10(土) |
| 第7・8回 | 令和8年11月2日〜11月16日 | 11月24日〜12月14日 | 12月21日(月)・22(火) |
| 第9・10回 | 令和8年12月24日〜令和9年1月12日 | 1月18日〜2月5日 | 2月15日(月)・16(火) |
【大阪会場】(KITENA新大阪)
| 実施回 | 申込期間(※10:00〜17:00) | 動画視聴期間 | 対面演習日 |
|---|---|---|---|
| 第1・2回 | 令和8年6月8日〜6月22日 | 6月29日〜7月17日 | 7月24日(金)・25日(土) |
| 第3・4回 | 令和8年7月13日〜7月27日 | 8月5日〜8月28日 | 9月3日(木)・4日(金) |
| 第5・6回 | 令和8年9月9日〜9月25日 | 10月2日〜10月23日 | 10月30日(金)・31(土) |
| 第7・8回 | 令和8年11月6日〜11月20日 | 11月30日〜12月18日 | 12月25日(金)・26(土) |
| 第9・10回 | 令和9年1月6日〜1月20日 | 1月28日〜2月18日 | 2月26日(金)・27(土) |
6. 申し込み方法
受講の可否は、各回の申込期間終了日から6営業日以内にメールで通知されます。もし定員オーバーなどで受講不可となった場合は、別の日程へ再度申し込む必要があります。
受講を希望される方は、以下の厚生労働省の特設サイトからお早めにお申し込みください。鹿児島県内の障害福祉サービス事業所において、今後「就労選択支援」への参入を検討している場合は、対象職員の確認、勤務調整、研修申込時期の管理を早めに行うことが重要です。
特に、就労移行支援、就労継続支援A型・B型、相談支援事業所などは、今後のサービス展開や職員体制整備の観点から確認しておきたい研修です。
【お問い合わせ先】
就労選択支援員養成研修ヘルプデスク:株式会社インサイト(メール: sentaku@insweb.jp / TEL: 06-6449-5115)