2026年(令和8年)4月、キャリアアップ助成金に注目すべきアップデートがありました。
正社員化コースに新設された「情報公表加算」。自社サイトか、厚生労働省が運営する「しょくばらぼ」に特定の情報を公開するだけで、中小企業なら20万円が上乗せされるというものです。
「自社サイトを更新するのは手間がかかる……」「どこに何を書けばいいのか分からない」と悩む担当者の皆さま、救世主となるのが今回ご紹介する「しょくばらぼ」です。
1. そもそも「しょくばらぼ」って何?
正式名称は「職場情報総合サイト」。厚生労働省が運営する、企業の「働きやすさ」を数値化して見える化する国内最大級のデータベースです。
- 目的:求職者が残業時間や有給取得率などを比較して、自分に合った職場を選べるようにすること。
- 信頼性:国が運営しているため、掲載されているだけで「法令遵守を意識している企業」という公的な信頼が得られます。
2. なぜ「自社HP」より「しょくばらぼ」なのか?
助成金の加算要件は自社サイトへの掲載でも満たせますが、あえて「しょくばらぼ」を推奨するのには理由があります。
① 入力フォーマットが完備されている
自社サイトだと「どこに何を載せるか」をゼロから考える必要がありますが、しょくばらぼは指定項目を埋めるだけ。記載漏れによる助成金不支給リスクを最小限に抑えられます。
② ハローワーク求人と連動する
登録した情報はハローワークの求人票ともリンクします。求職者が一番気にする「正社員への転換実績」を公的に証明できるため、採用力の強化に直結します。
3. 【実践】20万円加算のために公開すべき「3つの情報」
令和8年度の助成金要件を満たすために、以下の情報を正確に記載しましょう。
| 公表すべき項目 | 内容のポイント |
|---|---|
| ① 正社員転換制度の概要 | 試験の内容や、勤続何年で対象になるか等のルール。 |
| ② 直近3年の転換実績数 | 過去3年間に何人が非正規から正社員になったか。 |
| ③ 転換までにかかった期間 | 雇い入れから転換までの「最短」と「平均」の期間。 |
★アドバイス:
「実績がゼロ」の場合でも、その旨を正直に記載すれば加算対象になります。「実績がないから書けない」と諦めるのはもったいないですよ!
まとめ:令和8年度は「透明性」が資産になる
キャリアアップ助成金の「情報公表加算」は、単なるバラマキではありません。「良い取り組みをしている企業を、世の中に正しく知らせなさい」という国からのメッセージです。
せっかく20万円(中小企業)もらえるチャンスです。この機会に「しょくばらぼ」へ登録し、助成金と採用力の両方を手に入れてしまいましょう!