処遇改善加算とは?
「介護職員処遇改善加算」、「福祉・介護職員処遇改善(特別)加算」とは、介護サービスに従事する介護職員の賃金の改善にあてることを目的とした加算です。
※一部の図及び内容は厚生労働省のサイトより転載
Q1.「介護職員処遇改善加算」ってどのような制度?
A1.全5区分からなる、区分ごとに設定された要件を満たした介護事業所で働く介護職員の方の賃金改善を行うための加算です。 |
※1加算を取得した事業所においては、加算相当額の賃金改善を行うことが必要となります。
※2加算Ⅳ及びⅤは、一定の経過措置期間の後、廃止することが決定されております。〈全5区分〉
Q2.「キヤリアパス要件」「職場環境等要件」とは?
A2.介護職員処遇改善加算の申請のために必要な要件は以下のとおりです。 申請できる加算の区分は、どの要件を満たしているかによって異なります。 |
▶キャリアパス要件:Ⅰ、Ⅱ、Ⅲの3種類の要件があります。
- …職位・職責・職務内容に応じた任用要件と賃金体系の整備をすること
- …資質向上のための計画を策定して、研修の実施または研修の機会を設けること
- …経験若しくは資格等に応じて昇給する仕組み又は一定の基準に基づき定期に昇給を判定する仕組みを設けること。
キャリアパス要件Ⅲによる昇給の仕組みの例
- 「勤続年数」や「経験年数」などに応じて昇給する仕組み
- 「介護福祉士」や「実務者研修修了者」などの取得に応じて昇給する仕組み
- 「実技試験」や「人事評価」などの結果に基づき昇給する仕組み
▶職場環境等要件:賃金改善以外の処遇改善(職場環境の改善など)の取組を実施すること。
※介護職員処遇改善加算を取得するにあたっては、賃金改善等の処遇改善の内容等について、雇用する全ての介護職員へ周知することが必要です。
Q3.「介護職員処遇改善加算」の目的は?
A3.介護職員の安定的な処遇改善を図るための環境整備とともに、介護職員の賃金改善に充てることを目的に創設された加算です。 |
▶加算を取得した事業者は、介護職員の研修機会の確保や雇用管理の改善などとともに、加算の算定額に相当する賃金改善を実施する必要があります。
▶事業者は都道府県などに加算の届出をした上で、加算請求は国保連に行う必要があります。
支払の委託を受けた国保連は事業者に加算(報酬)を支払い、事業者は介護職員の賃金改善を行います。
加算の届け出の流れ
職位・職責・職務内容に応じた賃金体系
※1「経験」…「勤続年数」「経験年数」などを想定。
※2「資格」…「介護福祉士」「実務者研修修了者」などを想定。ただし、介護福祉士資格を有して当該事業所や法人で就業する者についても昇給が図られる仕組みであることを要する。
※3「評価」…「実技試験」「人事評価」などを想定。ただし、客観的な評価(採点)基準や昇給条件が明文化されていることを要する。
介護職員処遇改善加算の区分に応じた加算率表
サービス別加算率等(平成30年度)については、以下のとおりです。(平成30年3月22日老発0322第2号)
介護職員処遇改善加算・書類作成代行費用
処遇改善加算「新加算Ⅰ」もしくは「加算Ⅰ」取得サポート | 10万円~ |
介護職員処遇改善加算 申請書類作成代行費用 | 計画書:30,000円(税別) |
実績報告書:50,000円(税別) |
※顧問契約を結んでいる介護事業所様は、割引もしくは無料対応しております。(一部顧問サービス除く)
介護事業開業サポートセンターは、多くの実績と豊富な経験を持った社会保険労務士が、面倒な「介護職員処遇改善加算」の手続きを代行いたします。 |