令和6年度の診療報酬・介護報酬・障害福祉サービス等報酬の改定率が決定

令和5年12月20日の予算大臣折衝を踏まえ、令和6年度の診療報酬・介護報酬・障害福祉サービス等報酬の改定について、

改定率などが決まったようで、厚生労働省からもお知らせがありました。

診療報酬は2年に1度、介護報酬と障害福祉サービス等報酬は3年に1度改定されます。6年に1度は、これらの3報酬が同時に改定されることになりますが、令和6年度の改定はそれに当たりました。

各報酬の改定率は次のとおりです。
●診療報酬改定
・改定率 ▲0.12%
(内訳)本体:+0.88%
    薬価:▲1.00%
※引き下げは5回連続。
ただし、医師や看護師らの人件費に回る「本体」の改定率は前回改定(+0.43%)を大きく上回る水準。

●介護報酬改定
・改定率 +1.59%
(内訳)介護職員の処遇改善分:+0.98%
       その他の改定率:+0.61%
※前回改定(+0.7%)から大幅に増加。

●障害福祉サービス等報酬改定
・改定率 +1.12%
※前回改定(+0.56%)から大幅に増加。

今後、各々の報酬について、詳細が取り決められることになります。
人手不足が懸念されている医療や介護などのスタッフの方々の賃上げにつなげることに配慮した改定となっていますが、それが実現するとよいですね。

詳しくは、こちらをご覧ください。
<診療報酬・介護報酬・障害福祉サービス等報酬改定について>
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36983.html

 

介護報酬改定について
12 月 20 日の予算大臣折衝を踏まえ、令和6年度の介護報酬改定は、以下のとおりとなった。
改定率 +1.59%
(内訳)
介護職員の処遇改善分 +0.98%(令和6年6月施行)
その他の改定率(※) +0.61%

※賃上げ税制を活用しつつ、介護職員以外の処遇改善を実現できる水準
また、改定率の外枠として、処遇改善加算の一本化による賃上げ効果や、光熱水費の基準費用額の増額による介護施設の増収効果として+0.45%相当の改定が見込まれ、合計すると+2.04%相当の改定となる。

 

障害福祉サービス等報酬改定について
12 月 20 日の予算大臣折衝を踏まえ、令和6年度の障害福祉サービス等報酬改定は、以下のとおりとなった。
改定率 +1.12%
なお、改定率の外枠で処遇改善加算の一本化の効果等があり、
それを合わせれば改定率+1.5%を上回る水準となる