プラチナナースの活躍促進サポートBOOK

プラチナナースの活躍促進

プラチナナース活躍促進サポートBOOK(2024年7月改訂版)
2024年7月改訂版

定年退職前後の就業している看護職員(以下、プラチナナース)が自己のキャリアをいかし、体力・健康状態、経済的ニーズに応じた働き方を選択できるよう、また、プラチナナースを雇用している、あるいは今後雇用しようとする施設等が、プラチナナースの働き方や勤務環境等について検討し体制整備を進められるよう、プラチナナースの活躍促進に関する方針、求められる勤務環境の整備、好事例等をまとめた冊子を作成しました。

プラチナナースの幅広い活躍促進のために、ぜひご活用ください。

  • 「プラチナナース活躍促進サポートBOOK」冊子改訂のお知らせ(2024年7月)
    主に、看護職員数等に関するデータ(P5、6)と年金制度に関する説明事項(P16、17)などについて、最新のデータに更新しました。

■「プラチナナース」とは何か?

プラチナナースとは、定年退職前後の看護職員のうち、経験と知識を活かしていきいきと働き続ける方を指す呼称です。60歳以上の看護職は現在、全体の7.8人に1人という割合にまで増加しています。少子超高齢社会において、看護マンパワーの一角を担う存在となっているのです。


■活躍のフィールドは多様化

プラチナナースの勤務先は、病院・診療所にとどまらず、介護老人保健施設、訪問看護ステーション、看護小規模多機能型居宅介護、地域包括支援センターなど、地域密着型の多様な場へと広がっています。

とくに注目すべきは、自ら起業して看護サービスを提供するプラチナナースの存在です。鹿児島県の「ホスピタリティ晴RUYA」では、地域住民とのつながりを大切にしながら、新しい看護の形を模索する事例が紹介されています。


■“人生100年時代”における働き方の設計

プラチナナースが生涯現役で活躍するには、「自分らしい働き方の選択」が鍵となります。本冊子では、以下のような柔軟な勤務形態の整備が推奨されています:

  • 短時間・短日数勤務の導入

  • 夜勤や重労働の免除

  • 通勤負担の軽減

  • 管理職からの役職解除

  • 指導者・サポーターへの役割転換

組織側も、「一律年齢主義」から脱却し、役割・能力に応じた評価制度への転換が求められています。


■プラチナナースを活かすために、管理者がすべきこと

事業所における実践として、以下のような戦略が紹介されています:

  • プラチナナース専用のキャリアプラン設計

  • 就労負担の見直しと調整の定期化

  • 勤務環境(照明、段差、表示など)の安全対策

  • 多世代職員との円滑な人間関係づくり支援

  • 雇用保険・年金・高年齢者雇用継続給付などの制度活用サポート


■まとめ:地域福祉の未来を創る「経験知」

プラチナナースの活躍は、福祉・医療の人材不足に悩む現場にとって、まさに“現場知”と“人生知”を兼ね備えた貴重な戦力です。制度整備や柔軟な雇用慣行の見直しを通じて、これからの地域包括ケアを支える「プラチナな人材」を、職場全体で育み、活かしていくことが求められています。